PASのブログ

PASの中の人が書く雑記ブログです。

コンセントのことを知ろう③

コンセントから電源とグランドについて切り込もうと始めた一連の記事ですが、まだまだ書きたい情報があります。 前回の記事で、アース端子付きプラグの取り扱いは「繋ぐことが可能ならばできるだけ繋ぐべきだ」と結論付けました。

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但し、アースの必要性、目的は前回説明した内容だけにはとどまりません。 他にもいろんなメリットがあるのですが、少しずつ紹介していきます。 今回はちょっと難しくなってしまいました...

コンセントプラグにはアース端子がないものがあるのはなぜか

2極プラグにもメリットはないわけではないのですが、3極または2極+アース線のものと比較すると、そもそも2極を採用した趣旨が理解できなかったので、いろいろと調べておりましたら国会図書館のデータベースでこういうものを発見しました。

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ワーキンググループで話し合われたことの一部

これは、:平成26年10月29日に開催された、 産業構造審議会 商務流通情報分科会 製品安全小委員会 電気用品整合規格検討ワーキンググループ(第3回)

の資料の一部抜粋なのですが、今後3極プラグに義務付けるかどうかの話し合いが行われているようです。 おそらく法律にすると莫大なコストがかかるので、それらも含めた検討会だったのだと推測します。

ここからは想像ですが、おそらく「3極のメリットは充分に分かっているが、2極が普及してしまった後なので困っている」といったところでしょうか?

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困りましたね...

2極でも問題ないものもある

そもそもアースの必要性とは、

1.感電防止→アースしていると感電時の電圧がある程度で収まる。

2.電位の均等化→すべての機器の対地電位0V(基準)が0Vになる。(理想的には、ですが。)

3.静電気障害の防止→静電気を帯びてもアースに落ちる。

4..大地の回路利用→大地という大きなアース線にグランドが繋がると電源インピーダンスが下がる。

5.通信障害の抑制→グランドがアースから浮いていると電波の影響を受けやすいし、逆に電磁波を機器自体から発生しやすくなる。

6.ノイズの防止→前回説明した、ノイズ低減の為のアース。

などなどあるわけですが、この中で、感電防止対策として、二重絶縁という処理がなされている機器もあります。 二重絶縁とは、一つ目の絶縁が破られたとき、さらにその外側に絶縁構造があること、です。 こういう処理がされていると、必ずしもアースは必要ないのですが、やはり電磁波の問題や、ノイズ低減は問題として残ります。

今回のまとめ

結局、オーディオや楽器的には「アースを取るしか術がない」という結論に今回もなってしまいました。 電源シリーズ、もう少し続きそうです。お付き合いください。